わたがし

back number わたがし歌詞
1.わたがし

作詞:清水依与吏
作曲:清水依与吏

水色にはなびらの浴衣が この世で一番
似合うのはたぶん君だと思う
よく誘えた 泣きそうだ

夏祭りの最後の日 わたがしを口で溶かす君は
わたがしになりたい僕に言う 楽しいねって

僕はうなずくだけで 気の利いた言葉も 出てきやしない
君の隣歩く事に 慣れてない自分が 恥ずかしくて

想いがあふれたらどうやって
どんなきっかけタイミングで
手を繋いだらいいんだろう
どう見ても柔らかい君の手を
どんな強さでつかんで
どんな顔で見つめればいいの

君がさっき口ずさんだ歌にも
たまに目が合う事も
深い意味なんてないのだろう
悲しいけど

君が笑ってくれる ただそれだけの事で僕はついに
心の場所を見つけたよ うるさくて痛くて もどかしくて

想いがあふれたらどうやって
どんなきっかけタイミングで
手を繋いだらいいんだろう
どう見ても柔らかい君の手を
どんな強さでつかんで
どんな顔で見つめればいいの

もうすぐ花火が上がるね
君の横顔を今焼き付けるように じっと見つめる

この胸の痛みはどうやって
君にうつしたらいいんだろう
横にいるだけじゃ駄目なんだ
もう君の気を引ける話題なんて
とっくに底をついて
残されてる言葉はもう
わかってるけど

想いがあふれたらどうやって
どんなきっかけタイミングで
手を繋いだらいいんだろう
どう見ても柔らかい君の手を
どんな強さでつかんで
どんな顔で見つめればいいの

夏祭りの最後の日 わたがしを口で溶かす君に
わたがしになりたい僕は言う 楽しいねって


2.平日のブルース

作詞:清水依与吏
作曲:清水依与吏

流れてく毎日の中で
僕自身の身の丈知りつつも
ここに自分らしさはあるのかと
いまだに問いかけ繰り返す

誰かの望むような僕になりたいような
そうじゃないような
ただ自分の思うように生きていけたなら
きっと楽なのに

ねぇ君が言ってた「大人ね」
ってあの言葉は褒めてたの?
けなしてたの?って今なら
わかるのさ

重い荷物を背負っていたって
自分で始めたものじゃなくたって
そう進み続けられたら
いつの間にか大切なものに
めぐり会っていたりするんだ
走って歩いてさぼってまた歩こう
意味を探すんじゃなく
僕が意味を与えられたら

自力と他力の真ん中で
もがき続ける不甲斐ない今日も
積み重ねて笑っていれば
誰かの為になる事もあるかもね

僕が歌うこの歌が
遠くの誰かの気持ちを
動かしてまたその人が
誰かの為になってさ
巡り巡って誰かが君を幸せにしたら
あの日僕が君にした約束も
ほら嘘じゃなかったでしょ
って事にしてもらえないかな?

そして今度は
目の前の人を幸せにしよう
それだけでどんな過去も
救えるんだ

重い荷物を背負っていたって
自分で始めたものじゃなくたって
そう進み続けられたら
いつの間にか大切なものに
めぐり会っていたりするんだ
走って歩いてさぼってまた歩こう
意味を探すんじゃなく
僕が意味を与えられたら


3.君の代わり

作詞:清水依与吏
作曲:清水依与吏

会いたい時はいつだって
私もだよって笑っていたあのコが
昨日さよならも言わず
出て行ったよ
蓋を開ければいつも
僕らはいったい何で繋がって
何を失くして離れたんだろう

君に会えた事も
会えなくなった事も
きっと意味のある事なんだろう
全部持っていこう
君の代わりに連れて行こう
大好きだった事も 認めよう

心の中はいつだって
見えないからって
諦めていたんだ
あれが駄目だったのかなって
思うけど
誰かがいつか歌っていた
見えないからこそ信じるんだよ
そんな強い人ばっかりじゃ
ないよ

君に言われたことも
並んで見た景色も
気がつけば僕の一部なんだろう
全部持っていこう
僕の代わりに連れて行こう
大好きだった事も 認めよう

そのうちきっと僕らは
一緒にいない事が
続いてそれが普通になって
それで それでここには
何が残るんだろう

君に会えた事も
会えなくなった事も
きっと意味のある事なんだろう
全部持っていこう
君の代わりに連れて行こう
離れるのは嫌だと
認めてしまおう